粕漬けを販売していると粕漬けには、アルコールがどれくらい含まれているかとか、車の運転は大丈夫なのかとお問い合わせいただきます。
お酒を全く飲まない人の中には、粕漬けを食べて顔が赤くなる方もおられます。粕漬けには、酒粕が使われております。
酒粕には、約8%程度のアルコール分が含まれております。この酒粕を使った粕漬けには、弊社が検査機関で検査したところ約5%のアルコール分が含まれていました。市販のお酒のアルコール度数は3%位からあるので、お酒と同じくらいのアルコール度数と言っても過言ではないかもしれません。
それでは、粕漬けを食べた事が原因で飲酒運転に該当する可能性があるのでしょうか?
道路交通法では、飲酒運転には2種類あります。
酒気帯び運転
=呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態
酒酔い運転
=まっすぐに歩けない、受け答えがおかしい客観的に見て酔っている状態
飲酒運転(酒気帯び運転、酒酔い運転)になるかどうかは、「粕漬けをどれくらい食べたか?」が定義ではありません。
たとえアルコール分1%未満のノンアルコール飲料でも、各人の「体質」によっては酒気帯び運転になる可能性があります。
この「体質」というのは、アルコールの分解能力も関係してきます。このアルコールの分解能力もその日の疲労具合などによっても異なってきます。
結論からいいますと可能性は高くありませんが、粕漬けを食べただけでも道路交通法上の飲酒運転に当たることは否定できません。
粕漬けを食べるときは、車を運転しないのが安全です。