粕漬けのアルコール度数⁉粕漬け専門店がお答えします‼

粕漬けを販売していると粕漬けには、アルコールがどれくらい含まれているかとか、車の運転は大丈夫なのかとお問い合わせいただきます。

お酒を全く飲まない人の中には、粕漬けを食べて顔が赤くなる方もおられます。粕漬けには、酒粕が使われております。

酒粕には、約8%程度のアルコール分が含まれております。この酒粕を使った粕漬けには、弊社が検査機関で検査したところ約5%のアルコール分が含まれていました。市販のお酒のアルコール度数は3%位からあるので、お酒と同じくらいのアルコール度数と言っても過言ではないかもしれません。

玄海漬(鯨の軟骨粕漬け)

それでは、粕漬けを食べた事が原因で飲酒運転に該当する可能性があるのでしょうか?

道路交通法では、飲酒運転には2種類あります。

酒気帯び運転
=呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態
酒酔い運転
=まっすぐに歩けない、受け答えがおかしい客観的に見て酔っている状態

飲酒運転(酒気帯び運転、酒酔い運転)になるかどうかは、「粕漬けをどれくらい食べたか?」が定義ではありません。

たとえアルコール分1%未満のノンアルコール飲料でも、各人の「体質」によっては酒気帯び運転になる可能性があります。

この「体質」というのは、アルコールの分解能力も関係してきます。このアルコールの分解能力もその日の疲労具合などによっても異なってきます。

結論からいいますと可能性は高くありませんが、粕漬けを食べただけでも道路交通法上の飲酒運転に当たることは否定できません。
粕漬けを食べるときは、車を運転しないのが安全です。

ワインに合う粕漬け!!ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬!

2019年7月1日(月)の日経MJの新製品のコーナーに玄海漬の「ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬」が掲載されました!!

2019年7月1日 日経MJ
ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬

おしゃれな箱入りの粕漬け!!こばこ玄海漬!

日経MJ 2018年3月21日(水)朝刊 新製品のコーナーで紹介されました

従来の粕漬けのイメージを一新し、若い人でも手に取っていただけるようなパッケージに粕漬けの食べ切りカップを入れました。

玄海漬の粕漬け小箱入り

粕漬け専門店が教える!!粕漬けのは、何日持つのか?

炊き立てご飯の共に

粕漬けの日持ちにつきましては、その粕漬けの種類によって保存方法や賞味期間が異なります。

 

【粕漬けの種類】

粕漬けには、酒粕ともにお召し上がりになる粕漬けと酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けがあります。

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬けとは

 酒粕を熟成させ、この熟成粕に水あめ等で味付けをして調味粕を作り、この調味 粕に具材を混ぜ合わせて作った粕漬けです。

熟成粕を水あめ等で味付け

 

味付けした熟成粕に具材を混ぜ合わせる

具体的な粕漬けとして鯨の軟骨粕漬けがあります。

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けとは

 うりやきゅうり等を漬け込んだ野菜の粕漬けや魚の切り身や牛肉、豚肉等を漬け込んだ粕漬けです。

うりの漬け込み

これらの粕漬けは、酒粕は、そのまま食べる目的ではなくあくまで漬け床として使っておりますので酒粕を落としてお召し上がり下さい。

うりの粕漬け
豚肉の粕漬け

【保存方法】

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬け

冷暗所ににて常温で保存出来ます。しかし、夏場の暑い時期は、酒粕の熟成が進み酒粕の色が茶褐色に変色しますので冷蔵庫にて保存下さい。

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けとは

うりの粕漬け等の野菜の粕漬けは、冷蔵庫にて保存して下さい。

魚の切り身や牛肉、豚肉等 の粕漬けは、冷凍庫にて保存して下さい。

【賞味期間】

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬け

 常温で60日、冷蔵で120日

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬け

うりの粕漬け等の野菜の粕漬けは、 冷蔵で90日

魚の切り身や牛肉、豚肉等 の粕漬けは、冷凍で30日

こりこり食感 珍味の王様 クジラの軟骨粕漬け

2018年6月18日(月)の朝日新聞 佐賀版の朝刊に掲載されました。

玄海漬(鯨の軟骨粕漬け)とは

鯨の頭部の軟骨(かぶら骨)を刻んで、当社で創業以来引き継がれている伝統の味で調味した酒粕にじっくり漬け込んだ高級珍味です。軟骨のコリコリした食感と酒粕の風味が食欲をそそります。

玄海漬の誕生

鯨の回遊路になっていた玄界灘海域の佐賀県唐津市一帯は、かつて捕鯨基地で 江戸時代初期から昭和二十年代まで捕鯨が行われていました。鯨は、ちゃんと捌けば いっさい捨てるところはないと言われております。当時、捕獲したばかりの鯨の軟骨けは、醤油漬や塩漬にして食べられていました。

しかし明治の中頃に創業者・髙田庄太郎氏が鯨の軟骨を調味した酒粕の中に細かく切って漬け込んだところ、酒肴やご飯のおかずとして大好評。こうして現在の玄海漬が生まれました。明治中期創業時は、長崎県佐世保にあった海軍に保存食として缶詰を納めていました。

戦後になり一般販売が行われていきました。

玄海漬K缶

おススメの食べ方

「ほかほかのご飯にのせて、ご飯のお供として」
「おにぎりの表面に塗って焼きおにぎりにして」
「クラッカーの上にのせてカナッペとして」
「かまぼこ・ちくわ等に挟んで、お酒のあてとして」
「そのまま晩酌のお供として」

海茸(うみたけ)ってナンダ?粕漬け専門店が教えます!

海茸(うみたけ)は、ちょっと・・・いや、かなりグロテスクな形をしていますが、古くから「幻の珍味」として珍重されています。

海茸

ニオガイ科の二枚貝で貝殻から異様に太く長く伸びた水管がまるで茸の様に見えることから「海茸」と呼ばれています。また別名「象の鼻」とも呼ばれているそうです。食べるのはこの水管で、外型と違い、その内部は食欲をそそる奇麗な白色です。

海茸は、現在は、輸入が多いですが、かつてはの有明海で多く生息し、一般的な食用貝でした。弊社も有明海の漁師の方から分けていただいておりました。

「うみたけねじり」という長い棒(柄)の先に長さ40cm位の棒状の金具を十の字に付けたもので、この金具を水中に入れて回転させ、長く伸びた水管をからませて取られていました。

しかし、有明海では諫早湾の干拓等の影響なのか、多くの海産物が壊滅的な不漁に襲われています。この海茸もその例に漏れず、10数年前から突然採れなくなってしまったとの事です。しかし、まだまだ今からの事ですが、復活の兆しも出てきてるとのことです。

海茸の食べ方としては、取れたての新鮮なものは、少し洗って生のまま適度な大きさに切り、刺身や酢ヌタ又は三倍酢で食べたり、炒め物にしたりします。

しかし何と言っても干物、特に一夜干しをあぶって食べるのが最高にうまいと言われています。水管がもつ本来のうま味と有明海の泥の風味が混じり合い何とも言えない味となるそうです。スルメのような噛めば噛むほど旨味がでるといった感じだそうです。また、そのまま食べても十分ですが、一味とマヨネーズをつけるとさらに美味しさが増しますそうです。

干し海茸

また、粕漬けの原料としても利用されています。

海茸粕漬け

海茸の粕漬け
 二枚貝の水管である珍味“海茸”を刻んで京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。独特の風味と歯ごたえがあり、一度は食べてみたい郷土色豊かな粕漬けです!

海茸粕漬け

干し海茸や海茸粕漬けは、通販や地元お土産店等で販売されています。