粕漬け専門店が教える!!粕漬けうんちく・雑学集!

熟成させた酒粕

粕漬けとは

粕漬けとは味噌とならんで日本の伝統食である酒粕を調味した床に、肉・魚・野菜などを漬けた物です。粕漬けの種類には、魚介類の粕漬け・奈良漬け・わさび漬けなどがあります。

魚介類の粕漬け

酒粕は、日本酒を作る際に出る副産物で、日本酒造りの最盛期である冬はもっとも新鮮な酒粕が出回る季節です。日本酒は、蒸米に酵母、麹菌、水を加えて仕込んだもろみを16日前後熟成させ、それを圧搾ろ過したもので、酒粕は、圧搾後に残った固形分です。酒粕は、8~10%のアルコールを含み、米由来のデンプン、タンパク質、ペプチド、アミノ酸と麹菌、酵母等の菌体及びそれらの微生物が生成したビタミンB₁、B₂、葉酸等の数多くの2次代謝産物がふくまれており、栄養学的にも優れた発酵食品で食物繊維も多く含まれています。

酒粕は主に「板粕」と「ばら粕」、「練り粕」の3種類があります。「板粕」は日本酒をしぼった後の酒粕を圧縮して板状にしたもので、水分量が少なく固いので、しっかり水でふやかしたり練ったりしてから使います。「ばら粕」は、板状にならずに崩れてしまった酒粕を集めたもので、板粕よりも柔らかく使いやすいのが特徴で、おやつ作りにも万能に使えます。「練り粕」は、酒粕を練り合わせて柔らかいペースト状に加工したものです。ばら粕よりもさらに溶けやすく、生地と混ざりやすいのでおやつ作りにも最適です。

バラ粕

玄海漬ではこの「板粕」と「ばら粕」をタンクに工員の足により踏み込んで2~3ヶ月熟成発酵させます。酒粕を踏み込む事によって酒粕の中に含まれている空気を押し出し、空気がと触れる事によりアルコールが飛ばないようにします。アルコールがある事により常温で日持ちがするためです。この熟成により酒粕の中のたんぱく質がアミノ酸に変化する事で風味。うま味が増します。

酒粕の踏み込み

発酵させた酒粕に水あめ砂糖等を加えて粕床を作ります。玄海漬では、酒粕に具材を入れる場合と入れる場合又中に入れる具材の種類により水あめ等の配合割合が違ってきます。

熟成した酒粕に味付けします

酒粕は、発酵によって増したうま味や栄養がたっぷり残っています。そのため粕漬けはおいしいことはもちろん、健康や美容にも良いものです。

粕漬けの歴史

全国各地に様々な粕漬けがありますが、その歴史はとても古く、奈良時代や平安時代がはじまりとも言われています。お米から造られるお酒の歴史と粕漬けの歴史は密接しているのです。

お酒を造る際にできる酒粕を使った粕漬けは、平安時代の文献に登場しているそうです。 当時はうりや茄子、冬瓜、茗荷などの粕漬けが食べられていたそうです。 食材の長期保存を可能にし、かつ、美味しさを引き出す酒粕は大変珍重されていたのです。

うりの粕漬け

千年前の登場以来、保存食としての意味合いが強かった粕漬けですが、冷蔵技術が発展した昨今においては、 グルメを唸らせる「嗜好品」としての認知が高まってきました。 一流の酒蔵が精魂込めてつくり出した酒粕と、一切れ一切れ丁寧に身切りされた鮮魚。 こだわり抜いた素材を丁寧に漬け込んだ、芳醇で贅沢な味わいが楽しめる粕漬けが主流となり、 お取り寄せアイテムとしても人気が高まって来ています。

金目鯛の粕漬け

魚以外にもお肉や豆腐、卵を漬けたものも酒の肴として注目されていますし、 野菜類もうりやきゅうりなどの定番のみならず、菜の花など季節の野菜を積極的に取り入れたり、 レンコンなど固めの野菜を茹でて漬けたりと、種類・手法も多様化しています。

全国の粕漬け(佐賀県を除く)

全国各地に様々な粕漬けがありますが、その歴史はとても古く、奈良時代や平安時代がはじまりとも言われています。お米から造られるお酒の歴史と粕漬けの歴史は密接しているのです。

お酒を造る際にできる酒粕は、平安時代には粕漬けに使われるようになりました。食材の長期保存を可能にし、かつ、美味しさを引き出す酒粕は大変珍重されていたのです。

九州では、粕漬けをそのまま具と一緒に食べますが、九州外では、酒粕をおとして食べる習慣なので弊社の粕漬を酒粕を洗って食べたという笑い話を今でも聞きます

北海道(いかの粕漬け)
 いかを茹で上げてから酒粕に漬け込み、熟成させることで旨味を凝縮し香り豊かな醗酵食品です。粕を落とし、 輪切りにしてそのままお召し上がりください。

いかの粕漬け

静岡県(わさび漬け)
 静岡県は、わさび栽培の発祥地であります。気候的にも栽培に適しており、収量・品質ともに日本ではトップクラスです。この静岡名産のわさびの根や茎をみじん切りにし、塩漬けにしてから熟成させた酒粕に漬け込み、食塩・砂糖などを合わて作られたのがわさび漬けです。

わさび漬け

愛知県(守口漬)
 愛知県の伝統野菜である世界で一番長い大根の品種といわれる守口大根を酒粕や味醂粕でじっくり漬け込み熟成させた粕漬けです。

守口漬

奈良県(奈良漬け)
 奈良県の伝統的なお漬物です。塩漬けした野菜類などを酒粕に「複数回」漬けこんで作る粕漬けです。1回漬けて終わりではなく、数回漬け変えを行ったもの(5回程度行うこともある)を一般に「奈良漬」と呼ばれています。半年~長いものでは5年単位~といった長い時間漬け込むこともあり、奈良漬の見た目としては元々の素材の姿とは違ったもの(長期保存に適した状態)となり、一般には「べっこう色(長い場合は黒に近くなる)」と言われる独特の色合いに変化します

奈良漬け

佐賀県の粕漬け

全国各地に様々な粕漬けがありますが、その歴史はとても古く、奈良時代や平安時代がはじまりとも言われています。お米から造られるお酒の歴史と粕漬けの歴史は密接しているのです。

お酒を造る際にできる酒粕は、平安時代には粕漬けに使われるようになりました。食材の長期保存を可能にし、かつ、美味しさを引き出す酒粕は大変珍重されていたのです。

佐賀県では、粕漬けをそのまま具と一緒に食べます。佐賀県の有明海は、以前は海の幸の宝庫で平貝、海茸といった魚介類が豊富にとれていましたし、酒蔵も多く存在していました。

現在のように冷蔵設備が発達しない時代、その魚介類を長期 保存するために粕漬が重宝されていました。そこで誕生したのが、刺身や寿司ネタでも人気のタイラギ貝を酒粕に漬け込んだ貝柱の粕漬けやコリコリした食感が人気の海茸の粕漬けです。

貝柱の粕漬け
 「たいらぎ貝」をスライスして京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。柔らかい舌触り、たいらぎ貝ならではの風味をお楽しみ下さい。

貝柱粕漬け

海茸の粕漬け
 二枚貝の水管である珍味“海茸”を刻んで京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。独特の風味と歯ごたえがあり、一度は食べてみたい郷土色豊かな粕漬けです!

海茸の粕漬け

粕漬けの可能性

(発酵食品と合わせる)

粕漬けの元となる酒粕は発酵食品でもあります。この美味しさや健康効果を活かして、の発酵食品と組み合わせるのもおススメです。

料理メニュー

・豚キムチの調味料として

・グラタンのソースに混ぜて

・なすの味噌和えの調味料として

・納豆アボカドの調味料として

・クリームチーズのパスタソースに混ぜる

・お野菜と酒粕のケークサレ(塩ケーキ)

・酒粕と豆乳のプリン

・酒粕入り生チョコ

・フルーツと酒粕のチーズケーキ

・ラタトゥイユにオリーブオイル・トマトと混ぜる

・米粉と酒粕のパンケーキ

・ゆで豆トマトと酒粕のブルスケッタ

発酵食品を積極的に採りたい方におススメです。酒粕ごと食べる粕漬けを調味料的な使い方でとりいれてみるのは、いかがでしょうか。

(スープと合わせる)

スープに粕漬けをちょい足しして様々なバリエーションの粕汁を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

・コーン粕スープ

・中華粕スープ

・粕漬け入りミネストローネ

・粕漬け入りクラムチャウダー

・牡蠣の酒粕味噌鍋

・ビシソワーズ

・ポトフ

・スープカレー

・ボルシチ

・酒粕とろろ蕎麦

・野菜と豆腐の酒粕白和え

・酒粕豆乳鍋

日本では粕汁が主流ですが、それ以外のスープにもコクと旨味と食感をプラス出来ます。インスタントにも手軽に足せます。寒い時期、ポカポカになりますよ。

(辛味と合わせる)

粕漬けは、辛いものとの組み合わせでもおススメです。マイルドでコクのある仕上がりになります。

・粕漬け入り麻婆豆腐

・カップ麺に粕漬けをちょい足し

・アラビアータの調味料として

・カレーの隠し味として

・酒粕とマスタードのソース(焼き豚に合う)

・唐辛子と酒粕のごまドレッシング

・酒粕キムチ

・焼きおにぎりにの上にピリ辛粕漬けトッピング

・きんぴらごぼう粕漬け和え

・ピリ辛魚の南蛮漬けにお酢と和える

・チリソースに和える

・辛子酢みそ和え

鍋に直接入れて調味しても、お皿の上でもちょい足しして味変えとしてでも楽しめますよ。

(酸味と合わせる)

粕漬けは、酸味のあるお料理にも合います。酸味のカドがとれ、柔らかい印象の口当たりになります。

・酢飯と一緒に

・チキン南蛮タルタルソースに

・梅和えの調味料として

・酢味噌和えの調味料として

・酒粕マヨネーズとゆで卵のタルタルソース

・酒粕レーズン

・酒粕ヨーグルト

・ポテトサラダと和える

・大根ステーキサンドに挟む

・クルミと甘酢と酒粕のたれ

・茹でゴボウの酒粕みそ和え

・オリーブオイルと甘酢と酒粕のたれ

加熱せずに使うと酒粕がふわっと香る大人味に。漬けている食材の食感もプラスされるので、料理に合わせてどの粕漬けを選ぶかでも味わいが変わります。お好みの組み合わせを探してみて下さい。

玄海漬・粕漬けランキング

1位 玄海漬(鯨の軟骨粕漬け)

この商品は、鯨の頭部の軟骨を精製し、京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。

漬け込み材料には、保存料、着色料は、使っていない日本の伝統的商品です。漬け込み方法は、昔ならではの手法により漬け込んでおります。カテゴリーは、漬物又は珍味になります。

独特の風味とコリコリした歯ごたえがある、唐津が誇る高級珍味の代表です。
九州北部では日本の食卓に欠かせない一品料理メニューとして重宝されてきました。
魚の粕漬けと違い酒粕を落とさずに酒粕ともに召し上がっていただく商品です。

玄海漬K缶

2位 貝柱の粕漬け

九州地方では“貝の王様”として珍重されてきた「たいらぎ貝」をスライスして京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。

漬け込み材料には、保存料、着色料は、使っていない日本の伝統的商品です。漬け込み方法は、昔ならではの手法により漬け込んでおります。カテゴリーは、漬物又は珍味になります。柔らかい舌触り、たいらぎ貝ならではの風味をお楽しみ下さい。

九州北部では日本の食卓に欠かせない一品料理メニューとして重宝されてきました。
魚の粕漬けと違い酒粕を落とさずに酒粕ともに召し上がっていただく商品です。

貝柱の粕漬け

3位 うりの粕漬け

国産のうりを塩漬けし、京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕にきざらを合わせて味付けをして原材料には添加物を使用せず漬け込んだ粕漬けです。

昔ならではの漬け込み方法でじっくり時間をかけて漬け込んでおります。
コリコリパリパリした食感をお楽しみ下さい!!

この粕漬けは、漬物や魚と同じように酒粕を落としてお召し上がり下さい。

うりの粕漬け

4位 海茸の粕漬け

佐賀県で“海茸”と呼ばれる二枚貝の水管を刻んで京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。漬け込み材料には、保存料、着色料は、使っていない日本の伝統的商品です。漬け込み方法は、昔ならではの手法により漬け込んでおります。カテゴリーは、漬物又は珍味になります。

コリコリした歯ごたえがあり、一度は食べてみたい郷土色豊かな粕漬けです!

九州北部では日本の食卓に欠かせない一品料理メニューとして重宝されてきました。

魚の粕漬けと違い酒粕を落とさずに酒粕ともに召し上がっていただく商品です。

海茸粕漬け

5位 魚の大吟醸粕漬け

銀ヒラス、金目鯛、鮭等の切り身を大分県の酒蔵から入荷した芳醇な香りの大吟醸酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕にじっくり時間をかけて一切れ手作りで丹精込めて漬け込みました。この商品は、酒粕を落としてお召し上がり下さい。

料理方法としては、漬け魚を袋から取り出し、キッチンペーパーなどで酒粕を拭き取り、アルミフォイルに包みグリル等で焼いてお召し上がり下さい。

魚大吟醸粕漬け

酒粕も含まれる発酵食品とは

「消化吸収がよくなる」

発酵の過程で食材が分解され、消化吸収されやすい形になるため、胃腸への負担が軽減するうえ、栄養素をしっかり吸収することが出来るようになります。消化に負担がかからないことで、、代謝にエネルギーを使う事ができ、細胞の活性化、疲労回復、美肌効果が期待できます。

「うま味がグンと増す」

発酵によって食材のタンパク質が分解されるとアミノ酸になり、うま味を感じられるようになります。うま味が強いと、少ない塩分でも満足感を得られやすいため、減塩にもつながります。さらに、肉や魚はしっとりやわらくなります。

「保存性が高まる」

もともと発酵食品は保存食から発展したものが多く、発酵をうまく利用すると保存性がアップするうえに時間の経過とともにおいしくなっていきます。発酵にかかわる微生物が腐敗の原因になる雑菌の繁殖を防いでくれるため、発酵食品は保存性が高まります。

「栄養価が増す」

発酵食品には発酵の過程で生産されたさまざまな栄養成分が含まれています。ある研究によると米麹にはそれまで米になかった微量成分が約400成分も蓄積されるとされています。納豆に含まれるビタミンKは、ゆでた大豆の約85倍にもなります。

「腸内環境が整う」

人間の腸内には多種多様な腸内細菌がすみつき、健康維持に重要な役割を果たしています。発酵食品には、腸でいい働きをしてくれる菌や善玉菌のエサになる成分、さらに酵素が含まれており、腸内環境えお整えてくれます。

酒粕の利用

「酒粕はお菓子をもっとおいしくする」

酒粕は、お菓子の味・香り・食感・保存性などを全てカバーしてくれる便利な食材です。

①シンプルな生地も、うま味がプラスされておいしくなる。

 酒粕にはお米が発酵することで作られるアミノ酸やブドウ糖が豊富に含まれて   おり、これがうま味のもとになっています。

②乳製品のような風味やクリーミーななめらかさが出る。

 酒粕に含まれる乳酸菌の乳酸香や酸味、酵母菌の香り、麹菌の甘味が合わさって乳製品のような風味が出ます。そして、お酒造りの原材料となる米の油分が、酒粕になることで濃縮されて、酒粕のクリーミーななめらかさが出ます。

③ラム酒やエッセンスの代わりになる。

 お酒を造る過程で酵母菌が醸す香りは、りんごやバナナのようなフルーティーな香りがアルコールとともに含まれます。それが酒粕にも豊富に含まれています。

④重曹やベーキングパウダーを使わなくてもパンやピザが膨らむ。

 酒粕に含まれる酵母菌が小麦粉の糖分をエサにしてアルコールと炭酸ガスを出します。その炭酸ガスがパンやピザを膨らませます。この働きは酵母が生きている酒粕が必要です。

粕漬けのアルコール度数⁉粕漬け専門店がお答えします‼

粕漬けを販売していると粕漬けには、アルコールがどれくらい含まれているかとか、車の運転は大丈夫なのかとお問い合わせいただきます。

お酒を全く飲まない人の中には、粕漬けを食べて顔が赤くなる方もおられます。粕漬けには、酒粕が使われております。

酒粕には、約8%程度のアルコール分が含まれております。この酒粕を使った粕漬けには、弊社が検査機関で検査したところ約5%のアルコール分が含まれていました。市販のお酒のアルコール度数は3%位からあるので、お酒と同じくらいのアルコール度数と言っても過言ではないかもしれません。

玄海漬(鯨の軟骨粕漬け)

それでは、粕漬けを食べた事が原因で飲酒運転に該当する可能性があるのでしょうか?

道路交通法では、飲酒運転には2種類あります。

酒気帯び運転
=呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態
酒酔い運転
=まっすぐに歩けない、受け答えがおかしい客観的に見て酔っている状態

飲酒運転(酒気帯び運転、酒酔い運転)になるかどうかは、「粕漬けをどれくらい食べたか?」が定義ではありません。

たとえアルコール分1%未満のノンアルコール飲料でも、各人の「体質」によっては酒気帯び運転になる可能性があります。

この「体質」というのは、アルコールの分解能力も関係してきます。このアルコールの分解能力もその日の疲労具合などによっても異なってきます。

結論からいいますと可能性は高くありませんが、粕漬けを食べただけでも道路交通法上の飲酒運転に当たることは否定できません。
粕漬けを食べるときは、車を運転しないのが安全です。

ワインに合う粕漬け!!ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬!

2019年7月1日(月)の日経MJの新製品のコーナーに玄海漬の「ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬」が掲載されました!!

2019年7月1日 日経MJ
ゆず胡椒クリームチーズの大吟醸粕漬

おしゃれな箱入りの粕漬け!!こばこ玄海漬!

日経MJ 2018年3月21日(水)朝刊 新製品のコーナーで紹介されました

従来の粕漬けのイメージを一新し、若い人でも手に取っていただけるようなパッケージに粕漬けの食べ切りカップを入れました。

玄海漬の粕漬け小箱入り

粕漬け専門店が教える!!粕漬けのは、何日持つのか?

炊き立てご飯の共に

粕漬けの日持ちにつきましては、その粕漬けの種類によって保存方法や賞味期間が異なります。

 

【粕漬けの種類】

粕漬けには、酒粕ともにお召し上がりになる粕漬けと酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けがあります。

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬けとは

 酒粕を熟成させ、この熟成粕に水あめ等で味付けをして調味粕を作り、この調味 粕に具材を混ぜ合わせて作った粕漬けです。

熟成粕を水あめ等で味付け

 

味付けした熟成粕に具材を混ぜ合わせる

具体的な粕漬けとして鯨の軟骨粕漬けがあります。

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けとは

 うりやきゅうり等を漬け込んだ野菜の粕漬けや魚の切り身や牛肉、豚肉等を漬け込んだ粕漬けです。

うりの漬け込み

これらの粕漬けは、酒粕は、そのまま食べる目的ではなくあくまで漬け床として使っておりますので酒粕を落としてお召し上がり下さい。

うりの粕漬け
豚肉の粕漬け

【保存方法】

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬け

冷暗所ににて常温で保存出来ます。しかし、夏場の暑い時期は、酒粕の熟成が進み酒粕の色が茶褐色に変色しますので冷蔵庫にて保存下さい。

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬けとは

うりの粕漬け等の野菜の粕漬けは、冷蔵庫にて保存して下さい。

魚の切り身や牛肉、豚肉等 の粕漬けは、冷凍庫にて保存して下さい。

【賞味期間】

・酒粕ともにお召し上がりになる粕漬け

 常温で60日、冷蔵で120日

・酒粕を落としてお召し上がりになる粕漬け

うりの粕漬け等の野菜の粕漬けは、 冷蔵で90日

魚の切り身や牛肉、豚肉等 の粕漬けは、冷凍で30日

こりこり食感 珍味の王様 クジラの軟骨粕漬け

2018年6月18日(月)の朝日新聞 佐賀版の朝刊に掲載されました。

玄海漬(鯨の軟骨粕漬け)とは

鯨の頭部の軟骨(かぶら骨)を刻んで、当社で創業以来引き継がれている伝統の味で調味した酒粕にじっくり漬け込んだ高級珍味です。軟骨のコリコリした食感と酒粕の風味が食欲をそそります。

玄海漬の誕生

鯨の回遊路になっていた玄界灘海域の佐賀県唐津市一帯は、かつて捕鯨基地で 江戸時代初期から昭和二十年代まで捕鯨が行われていました。鯨は、ちゃんと捌けば いっさい捨てるところはないと言われております。当時、捕獲したばかりの鯨の軟骨けは、醤油漬や塩漬にして食べられていました。

しかし明治の中頃に創業者・髙田庄太郎氏が鯨の軟骨を調味した酒粕の中に細かく切って漬け込んだところ、酒肴やご飯のおかずとして大好評。こうして現在の玄海漬が生まれました。明治中期創業時は、長崎県佐世保にあった海軍に保存食として缶詰を納めていました。

戦後になり一般販売が行われていきました。

玄海漬K缶

おススメの食べ方

「ほかほかのご飯にのせて、ご飯のお供として」
「おにぎりの表面に塗って焼きおにぎりにして」
「クラッカーの上にのせてカナッペとして」
「かまぼこ・ちくわ等に挟んで、お酒のあてとして」
「そのまま晩酌のお供として」

海茸(うみたけ)ってナンダ?粕漬け専門店が教えます!

海茸(うみたけ)は、ちょっと・・・いや、かなりグロテスクな形をしていますが、古くから「幻の珍味」として珍重されています。

海茸

ニオガイ科の二枚貝で貝殻から異様に太く長く伸びた水管がまるで茸の様に見えることから「海茸」と呼ばれています。また別名「象の鼻」とも呼ばれているそうです。食べるのはこの水管で、外型と違い、その内部は食欲をそそる奇麗な白色です。

海茸は、現在は、輸入が多いですが、かつてはの有明海で多く生息し、一般的な食用貝でした。弊社も有明海の漁師の方から分けていただいておりました。

「うみたけねじり」という長い棒(柄)の先に長さ40cm位の棒状の金具を十の字に付けたもので、この金具を水中に入れて回転させ、長く伸びた水管をからませて取られていました。

しかし、有明海では諫早湾の干拓等の影響なのか、多くの海産物が壊滅的な不漁に襲われています。この海茸もその例に漏れず、10数年前から突然採れなくなってしまったとの事です。しかし、まだまだ今からの事ですが、復活の兆しも出てきてるとのことです。

海茸の食べ方としては、取れたての新鮮なものは、少し洗って生のまま適度な大きさに切り、刺身や酢ヌタ又は三倍酢で食べたり、炒め物にしたりします。

しかし何と言っても干物、特に一夜干しをあぶって食べるのが最高にうまいと言われています。水管がもつ本来のうま味と有明海の泥の風味が混じり合い何とも言えない味となるそうです。スルメのような噛めば噛むほど旨味がでるといった感じだそうです。また、そのまま食べても十分ですが、一味とマヨネーズをつけるとさらに美味しさが増しますそうです。

干し海茸

また、粕漬けの原料としても利用されています。

海茸粕漬け

海茸の粕漬け
 二枚貝の水管である珍味“海茸”を刻んで京都伏見の酒蔵から入荷した銘酒酒粕を使用した酒粕を踏み込み時間をかけて熟成させた酒粕に水あめ、砂糖等を合わせ味付けをした調味酒粕に漬け込んだ粕漬けです。独特の風味と歯ごたえがあり、一度は食べてみたい郷土色豊かな粕漬けです!

海茸粕漬け

干し海茸や海茸粕漬けは、通販や地元お土産店等で販売されています。

栄養成分表示(100g当たり)(推定値)

熱量 227kcal たんぱく質 9.0g 脂質 1.3g 炭水化物 44.8g 
 食塩相当量 3.0g